チェルシーハウスでは二人で一部屋に住む『相部屋制度』を採用しています。

一人部屋の居住も可能ですが、多くの入居者が相部屋を選択していて、2023年12月現在では入居者のうち約7割の方が相部屋生活を送っています。

1.なぜ相部屋制度があるの?

チェルシーハウスには、共同生活で生まれるコミュニケーションを通じ、多様な価値観に触れて成長してほしいという願いがあります。

そのため、寮の制度は人間関係やコミュニケーションの濃度を最大限高められるよう設計されていて、『相部屋制度』もその筆頭です。

同室のパートナーは最も近い隣人として、生活の大部分を共に過ごすことになります。

楽しいことばかりではありませんが、日常生活の中で価値観のすり合わせや行き違いの解決を通じ、社会性を育む機会になると考えています。

2.相部屋の居室について

居室は、19㎡(約11帖)の広さを相部屋の2人で分ける形となり、大型の収納スペースや照明、エアコン、ベッドなどが備え付けられています。

それ以外の家具については、基本的には自由に持ち込み、配置が可能です。勉強机や本棚を設置する寮生も多いです。
※消費電力の大きい電子機器の持ち込みは禁止しています

広々とした居室のレイアウトは、相部屋パートナーと話し合って決めることがほとんどで、部屋の真ん中でスペースを区切ることが多いようです。

3.パートナーはどうやって決まるの?

パートナーは入寮審査でお伺いする、生活習慣や今後の生活イメージによって分けることが多いです。

例えば、起床・就寝時間をはじめとする生活リズム、快適な室温や部屋の散らかり具合は過ごしやすさに直結するため、なるべく感覚の近い方と同室になるよう配慮しています。

一方、性格や趣味、専攻については違いがあるほうがお互い刺激になってポジティブな影響を及ぼしうると考えているため、特別そろえるということはしていません。

入居希望者の皆様には自分と違う考え方を楽しむつもりで入居していただきたいです。

4.トラブルが起きた場合

生活習慣など折り合いのつけいにくい部分では、あらかじめトラブルにならないよう配慮して組み合わせを決めています。ただし、性格や考え方の違いがトラブルに発展することは稀にあります。

チェルシーハウスでは自主性を重んじるため、なるべく自分たちで話し合って解決してもらうことを目指しています。

関係がどうしようもなくこじれた場合や、規約違反・重大なトラブルに発展する可能性がある場合など、当事者間での解決が困難な場合には、チェルシーハウス事務局のスタッフも関与しますので、ご安心ください。

状況によっては、部屋の配置換えを行うこともあります。

5.相部屋インタビュー

実際に寮生はどのように過ごしているのか、相部屋生活の魅力や楽しむための工夫をインタビューにて紹介します。

【相部屋インタビュー】「俊がいてこそ、この3号室が成り立ってる。」より一部抜粋

Q.相部屋で良かったと思うことは?

帰ってきたときや、見送るときに挨拶ができることですね。一人暮らしではできませんから、そこが全然違います。存在しているだけで落ち着くという感じはある。帰ってきたときに、誰もいないとそこのスペースがぽっかり空いているような感じになります。

Q.互いに気をつけるところはありますか?

就寝の時間帯が異なるので、そこですかね。相方は夜寝るのが早くて、朝は早い。僕は逆なので、先に相方が寝たら電気は消しています。

Q.入寮を検討している人にメッセージをお願いします。

相部屋になった人と、積極的にコミュニケーションを取っていくのがいいと思う。
入って打ち解けられるか不安に思う人が多いと思うんです。でも、自分のありのままをどんどん発信していけば、それに対しての反応は、チェルシーにはたくさんあります。

 

そのほかのインタビューはこちらから

女子相部屋インタビュー

男子相部屋インタビュー


どんな学生寮・シェアハウスでも、共同生活ではトラブルがつきものです。

しかし、トラブルを乗り越えることこそが、コミュニティの絆を深めたり、個人の成長につながったりすることもまた事実です。そして、これこそが共同生活の醍醐味とも言えます。

チェルシーハウスでは学年や性別の壁もとりはらい、入居者全員が対等に関わり合う空間を目指しています。

些細なトラブルをただ不安視するのではなく、問題解決を楽しみ、最終的には成長に繋げられるような皆様の入居をお待ちしています。