チェルシーハウスイベント第三回目は、『仕事も子育ても自分らしく』をテーマに
NHKの最前線で働きながら子育てもこなされてきた、
宮本祥子さんにお話していただきました!
イベント初の女性ゲストということもあり、女子率がかなり高い中、
男子も数名興味を持って参加してくれました。
宮本さんはご自身の人生を大きく5つに分け、各時期により様々変化してきた
ワークとライフの割合を丁寧にお話して下さいました。
第一期:新卒で就職してからがむしゃらに働いた時期
第二期:大きな仕事を任されるようになり、どんどん仕事が面白くなった時期
第三期:妊娠・出産を経験し、1年半の育休を謳歌した幸せな時期
第四期:子供の成長やご家族の病などを考慮しつつ時間管理を最大限調整して
大きな仕事をやりきった時期
第五期:プロデューサーに転向して、子どもと向き合う時間を現在は多くとっている
仕事も家庭も少しずつ目の前にあるものと対峙して積み重ねていって段々とうまく相乗効果が
出てくる様子が手に取るようにわかり、まだ社会に出たことのない学生達にとっては新鮮な話ばかりでした。
宮本さんは、ワークライフバランスというよりは、『ワークライフシナジー』という考え方を大事にされているそう。
「仕事と育児」どちらかに注力するには他方をセーブするというわけではなく、
二つを辞めずに継続してゆくと、どんどんやっていくうちに家庭での経験が仕事に活きてきたり、仕事での出会いが家庭に役立ったりと「相乗効果」が生まれてくるという興味深いお話!
両方を選択することで力が必ずしも分散するわけではないということを伝えてくれました。
また、ご自身がジャーナリストとして働く中で感じたことや、ワーキングママたちを取材した時のエピソード、日本社会の中で壁を感じながらも活動的に動いている女性たちがいることなどを話していただき、とてもエネルギッシュな生き方にパワーを頂きました。
懇親会では、寮生からも、様々な角度からの質問が。
「仕事に対する気持ちが上向いている時に出産・休職することに対して迷いはあったか」、
「ドキュメンタリーを作る時に、気を付けている事や意識していることはあるか」「やはりマスコミはまだ男社会なのか」
など、帰宅ギリギリまで鋭い質問にも丁寧に応えてくださいました・
宮本さん、ありがとうございました!
最後に、宮本さんがご紹介してくださった言葉を載せておきます.
「Every problem is an opportunity for us to grow.」