チェルシーハウス寮生のライフスタイル座談会 vol.1:食事は?相部屋での過ごし方は?シェア生活のリアルをぶっちゃけトークしてみた〜

寮生

学生時代に、やりたいことを徹底的に。

春からの新生活に向けて、新たな住まいを探そうとしている学生も多いだろう。新生活の始まりを多様な学生が集うシェアハウス型の教育学生寮で過ごしてみるのはどうだろうか。

チェルシーハウス国分寺(以下、チェルシーハウス)は、「学生時代に、やりたいことを徹底的に」をコンセプトに掲げる学生寮だ。学部も専攻も異なる多様な学生が集まり、男女合わせて50名前後の学生が住んでいる。学生たちの自主性を尊重するという運営方針の下、門限や常駐の管理人はあえて設けておらず、食事も自炊形式である。

チェルシーハウス国分寺の外観。赤と白のコントラストが目を引く。

今回は昨年チェルシーハウスに入寮した1年生の3人と、2016年に入寮してから約3年間を過ごしてきた4年生1名に協力してもらい、食事や洗濯といった生活面や、相部屋生活の過ごし方、他の寮生たちとの距離感などシェア生活のリアルな暮らしの様子をざっくばらんに語ってもらった。

スタディールームで普段の暮らしの様子についてざっくばらんに語ってもらった

― 本日はよろしくお願いします。大学生活を送るにあたって、一人暮らしや大学が運営する寮などいくつか選択肢があるなかで、なぜチェルシーハウスでの暮らしを選んだのですか?

Mさん:チェルシーハウスを知ったきっかけは、母が高校生向けの「螢雪時代」という雑誌にチェルシーハウスが掲載されているのを見て教えてくれたことです。もともと一人暮らしは嫌だなと思っていました。というのも、友達をつくる場所が大学に限られていると、自分の性格を考えると家に引きこもってしまいそうだなと思って。
あとはいきなり一人になってご飯を作ることなど、全く新しい生活を始めるよりは、皆がやってる中に入ってそれを見ながらやった方が楽しそうだなと思ったことも理由のひとつです。でも私の大学は学生寮がないので、他にそういう場所があったらいいなと思っていたら、母が見つけてくれて、記事を読んでみて、これは面白そうだなと思って(入寮を)決めました。

― 普段の食事はどうしていますか?
Eくん:作ったり、外食したりですが、僕は最近、夜は外食することが多いですね。「クックパッド」とか「DELISH KITCHEN」でレシピを検索して料理を覚えました。
Mさん:4、5、6月くらいまでは「DELISH KITCHEN」に頼って自炊してました。最近はあまり…(笑)

― 一番良く作る鉄板メニューはなんですか?
Mさん:パスタかな…。ソースを買ってくるよりも、野菜を切って炒めたり、カットトマトとかを使ったり、塩コショウで味付けしてます。
Hさん:ちゃんとしてる(笑)

― 1週間のうち、何日くらい自炊していますか?
Eくん:半分くらいかな…。
Mさん:バイトしてたらどうしても外食が多くなるかな…。

キッチンでの様子。

― バイトは週何日くらいしていますか?

Eくん:最近有給インターンをはじめました。週2日くらいかな。
Hさん:週3〜4日です。たまに朝5時とかの時もありますね。バイト先が(チェルシーハウスから)めっちゃ近いので。
Mさん:週2日くらいかな。

― チェルシーハウスに入寮する前は料理の心配はありませんでしたか?

全員:あまりしませんでしたね。
Kさん:以前住んでいた学生マンションは食事がでたけど、冷凍のものだったり、おかずがおかわりできなかったりで、それだったら自分で食べる時に作った方が美味しいし、満足かなと思って(自炊に)切り替えました。

― 実際チェルシーハウスに住んでみて生活力が上がったと思いますか?

全員:うんうん、思う。上がりました。
Hさん:掃除・洗濯に関しては、すごく上がったと思います。
Mさん:夏休み前はすごく上がりました。でも夏休み後はもう…(笑)あとは学食に行きますね。特に晩ご飯は。
Eくん:高校の時は洗濯すらしたことがなかったので、入寮した当初は、親におすすめの洗剤を教えてもらったりしてました。

― 冷蔵庫とか6〜7人で1つを共有していますが、それは気になりませんでしたか?

Hさん:他人と冷蔵庫を共有することには、特に抵抗感はありませんでしたね。
Eくん:私物の冷蔵庫を部屋に置いている人もいますね。

― たまに自分の食材を食べられたりすることもやっぱりありますよね?

Eくん:ありますね。食べられたらやっぱり腹が立ちます(笑)
Kさん:私はケースの中に入れて自己防衛していますね。
Hさん:でも前に冷食パスタ2食分がなくなったこともありました。「まじかっ」て思いました(笑)LINEで「冷蔵庫LINE」グループを作って、連絡とりあったりしてますね。「腐ったキャベツが入っているので捨てました」とか(笑)
 

冷蔵庫は6〜7人で1台をシェアしている。

― 常駐の管理人がいないことに対する不安とかはありましたか?

Hさん:(不安は)特にないですね。いちいち自分の行動を把握されるのが嫌だなと思うし。親からも特に何か言われたことはありません。「一緒に暮らしているから安心だね」という反応でした。

― 相部屋生活は1年間どうでしたか?相方が先に寝ている時は、部屋の電気はどうしていますか?

Kさん:お互いのスペースに小さいデスクライトを置いているので、自分の方だけ点けて、部屋の電気は消すかな。デスクライトにスカーフをかけて、柔らかい光にしています。

Eくん:僕は全部点けるか、全部消すかですね。

Mさん:私は相方が確実に起きているって分かったら、基本点けてますね。だからアイマスクを付けて寝ています。意外と他の子たちもアイマスク付けてたりしますね。もともと真っ暗じゃないと寝れなかったけど、寝れるようになりました(笑)いろいろなことにタフになるのかもしれない。

部屋の様子。部屋の使い方を相方と相談しながら個性的に内装をアレンジする部屋も。

― 誰とも顔を合わせたくない時など、プライベートの時間をどのように確保していますか?

Hさん:誰にも会いたくないとか時ある?
Kさん:ありましたね。以前かなり大規模なイベントの実行委員として中心となって活動していたのですが、終わった後に燃え尽きて、本当に誰とも会わないで、部屋に籠もって「おはよう」と「おやすみ」だけ言ってご飯も部屋で食べていた時期がありました。
Mさん:帰ってきた時に、みんなにリビングで「おかえり」と言ってもらえるのは嬉しいですね。

― 普段一緒に暮らしている寮生たちと、どういう距離感で接していますか?

Eくん:初対面の人でも、意図的に(心理的な)壁を壊してますね。最初ストレスでしたが。入寮した当初は、相手の気持ちをきちんと汲み取るのは下手でしたが、最近伸びてきたと感じています。その能力を伸ばすために、いま営業のインターンをやっています。相手の価値観を汲み取って、自分の伝えたいことをどうトークで伝えていくかというスキルを磨いています。

チェルシーハウスに住んでいなかったらこんなに動けなかった

―実際に住んでみていろんな人に出会えましたか?

全員:出会えましたね。

Hさん:大学も学部も違うし、多様性と言ったら簡単な言葉になってしまうのですが、めっちゃいろんな人がいるなというのは本当に実感します。

Mさん:私が現在関わっている団体は寮生から紹介してもらったところばかりなので、それは本当に思います。教育系の学生団体もそうだし、現在働いている有給インターン先も先輩から紹介を受けたところですし。けっこう私がいま携わっている活動は、先輩たちが教えてくれたところが多いですね。

Kさん:チェルシーハウスに住んでいなかったらこんなに動けなかったなと。普通は一人で紆余曲折を経ながら、つながってつながって回り道していくようなところも、チェルシーハウスだと人づてですっといけるところがあるから。(チェルシーハウスに)住んでいなかった1、2年生の頃は、やってみてなんか違うなと思って、また別の方向へいってみたいな回り道もけっこうしました。

Hさん:確かに、私たちは1年生から住んでいるので、あまりそういった回り道を経験したこともないですね。

Kさん:そうそう。先輩にいつでも聞いたり相談したりできるから。普通はそうではなくて、まず基本的には同級生しか友達がいないから。だから自分で地道にやってみるしかなかったりとか。

Hさん:そういう情報のつながりがチェルシーハウスはすごいなと思います。もってる専門性の知識が違うし、情報の質も濃いし。

―Kさんは約3年間住んでチェルシーハウスコミュニティをよく知る人のひとりですが、寮生たちとどういうふうな距離感をもって接していますか?チェルシーハウスに暮らす仲間たちとの距離感は、家族や大学での友人たちともまた違う不思議な距離感だと思いますが。 

Kさん:最初かなり頑張って自分から話しかけて友達になるっていうのが1年目でした。その後は、新たに入寮してきた子たちが徐々に馴染んでいけるように、日常の何気ない会話から話しかけてみて関係性を作っていきましたね。 

― 最近は4年生たちが後輩への貢献意識を強くもっている気がします。それはどういうところから来るのでしょうか?  

Kさん:それは多分1年目、2年目とかで先輩がやってくれたことを恩に感じていて、それを返していきたいなという意識があるからかもしれないですね。先輩のやっていることに参加してたことに参加したり、このコミュニティ良いよとか、このイベント良いよとかを教えてもらったりしていたので。

― 今年は2年生としてどういう風に過ごしていきたいですか? 

Eくん:後輩が欲しいです(笑)後輩ができたら、相談される先輩になりたいです。 

Hさん:それは美味しいポジションだね(笑) 

私は今年は「幅を広げる」ことを心がけていきたいです。大学2年生という立場は、他の学年に比べて比較的自由に使える時間が多いと思うので、あまり縛られるずにいろんなことをやって幅を広げていきたいです。深めるのは3年生でできると思うので。 

Mさん:いま教育系のNPOでボランティアとして関わっているので、インターンとして運営側に参加してやっていきたいなと考えています。 

― なるほど。新年度に向けて寮生の入れ替わりがしばらく続きますが、来年度どんなチェルシーハウスになるか楽しみです。本日はありがとうございました。


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