他者との出会いがもたらした変化
武蔵野美術大学 2年生 保坂さん

2022年4月15日 | 寮生インタビュー | シェアツイート

今回は、武蔵野美術大学2年生の保坂君に、チェルシーハウス国分寺(以下、チェルシーハウス)に入居したきっかけや入居後の生活についてのお話を聞きました。

(※2022年3月にインタビューを実施したため、インタビュー当時の学年は1年生となります。)

 

 

"コロナ世代"と呼ばれて

―保坂君が入居してからちょうど1年ですね。当時もコロナ禍の真っ最中でしたが…

僕は2020年に山梨の高校を卒業して1年間浪人していたのですが、僕の世代って「コロナ世代」と呼ばれていて。ちょうど高校3年生の終わり頃に新型コロナウイルスの流行が重なった世代なんです。

2020年の春はちょうどステイホーム期間と重なり、現役で進学した友人に大学生活の話を聞くと、イメージしていた学生生活とはずいぶん違う様子でした。

大学で新しい友人をたくさん作り、授業に出て、サークル活動をしたり、アルバイトを始めたり・・・大体はそういうイメージを持って進学したのですが、実際は授業もなかなか始まらなかったりオンライン形式だったりして。対面で友人を作る機会もほとんどなく、サークルやアルバイトも始められず、一人暮らしの孤独感ばかりを感じる日々。ある友人は「地元を離れて新生活を始めたのに、なんで新しい出会いや繋がりがないんだろう」と思ってしまったとも話していました。

こういった話を多く聞いていたので、自分が進学したら、大学以外にも何か居場所を持てるといいなと考えていました。

 

 

非日常はやがて日常へ

―それでは、最初から寮生活にすることは決めていたということでしょうか。数ある学生寮の中でチェルシーハウスを選んでくださった理由を教えてください。

はい、先ほどの理由から寮にするということは最初から決めていました。

進学が決まった武蔵野美術大学の近くで探し始めたところ、たまたまこのチェルシーハウスのHPを見つけたんです。

寮内のイベントや普段の生活の様子など、寮生同士の交流がとても活発な学生寮であることが特に印象に残り、学外にも人との繋がりを持てる場所を持ちたいと考えていたので入居することに決めました。

 

―実際に入居してからの日々はどんな様子でしたか?

入居して始めの一週間はすべてが非日常でした。夜遅くまで話していた友達が隣の部屋で寝ていて、朝起きたらすぐに会える。なんだか修学旅行みたいですよね。

4月に入って授業が始まってからは、他の寮生も同じような生活スタイルになったので、学業に軸足を置きながらもチェルシーハウスでは気心の知れた友達と話せて、孤独をあまり感じることのない良い環境でした。

―ポジティブに過ごしていただいて嬉しいです。逆に、入居後に大変だったことはありましたか?

どういうスタンスでチェルシーハウスに馴染んでいけば良いかはちょっと悩みましたね。

最初は他の寮生からの誘いに対してフットワーク軽めに過ごしていましたが、みんなに合わせすぎると自分のペースがうまくいかないことに徐々に気がついていきました。僕の場合、毎日がアクティブすぎるとそれはそれで疲れてしまうため、ある程度の休養も大切だと気づきました。

 

―チェルシーハウスの寮生は、アクティブな方も多いですもんね。

チェルシーハウスには、自分のやりたいことに対して一直線で突き進む、バイタリティの高い人が多いですよね。学生らしさとも言えますが、僕はそこまでエネルギッシュなタイプではないので、無理に他人に合わせすぎず上手なオン・オフの切り替えが必要だと感じました。

段々と自分に合ったペースを見つけることができ、自分の生活スタイルというものを確立できるようになってきたんです。「大変だったこと」というよりも、周りを知ることで自分のスタンスを見つめ直すことができたのは、大切な学びだったように思います。

 

 

他者との出会いがもたらした変化

―他にもチェルシーハウスに入居してから、変化したことはありますか?

これは自分の長所だと思っているんですが、僕は何かにのめり込みながらも、同時に自分を俯瞰してじっくり考えるタイプで。一方で、思考時間が長すぎて行動するまで時間がかかるとも思っていました。

今までは色々考えてしまってなかなか一歩が踏み出せないということも多くあったのですが、チェルシーハウスでは、「一緒にやってみよう!」「一緒に行こう!」と誘ってくれたり後押ししてくれたりする人がたくさんいるので、一歩踏み出すことへの自分のハードルを下げてくれました。

実際に、僕は大学4年間のうちでアルバイトをするつもりはなかったんですが、他の寮生の話や様子から金銭を稼ぐだけではない意義を感じて、実際にアルバイトを始めたんです。

新しい行動に対するハードルが下がったことはかなり大きな変化だと思います。

 

 

あと、僕は親から真面目でおとなしい子どもだと思われていたと思います。実家にいた頃は気軽な会話とかもそこまで多かったわけではないのですが、上京後、チェルシーハウスに住み始めてから話したいことがすごく増えて、気軽な会話が増えたような気がします。親に電話してみようと思うことも増えましたし、先月は初めて父と一緒に温泉に行ってきたんですよ。

親元を離れて以来、家族との関係も良い意味の変化があったように思います。

 

―きっとご家族のみなさんも嬉しいでしょうね。たくさんお話を聞かせていただいてありがとうございます。最後に、今後チャレンジしていきたいことはありますか?

僕は大学で建築を専攻していますが、実は元々医学に関心が強く、将来的には診療所をつくりたいと考えていました。そのため大学卒業後は大学院に進学してさらに専門性を高め、一級建築士を目指そうと思っていました。

でも実は最近、不動産ディベロッパーや都市開発系の分野にも興味を持ち始めたんです。チェルシーハウスの先輩たちが就職活動に取り組む様子を見聞きする中で、視野を広くしてたくさんの選択肢に目を向ける事も、専門性を高めて一つの目標に突き進む事もどちらも正解で。だけど自分自身と向き合って将来を設計し、方向性を決定するには4年間って思ったよりも短いんだなと感じました。まだ1年生の自分がそんなことを考えたのも、他学年の他分野で活躍している先輩方の姿があったからですし、チェルシーハウスに入居したからこそだと思っています。

今ある時間を無駄にせず、いろんな選択肢に出会って、少しずつ自分の方向性を見極めていきたいな思っています。