「『遊べるスペース』に感激した」コロナ禍の孤独に苦しんだ末に見つけた新たな生活

寮生東京工芸大学2年 樋高さん

今回は、2021年3月にチェルシーハウスに入居した樋高君に、入居後の生活について話を聞きたいと思います。 

100円見っけ!(ちゃんと事務局に届けました。)

 

まずはCHに入居した経緯を教えてください。 

去年ワークショップ系の団体で活動をしていた時、そのメンバーがCHに入居していて、対面でのミーティングのためにここに来たのがきっかけでした。それまで寮やゲストハウスに入ったことはなかったんですが、ゲストルームとかリビングとか、みんなと『遊べるスペース』があることに感激したんですよ 

コロナ禍の一人暮らしで授業もオンラインで、高校の友達は地元で就職した人が多かったので、全然友人に会えない生活をしていまして。孤独がしんどすぎて幻覚見えたくらいですそんなときにCHを発見できて、もうここに入るしかないな、と思いましたね。」 

 

運命的な出会いですね。入居して一年がたちますが、この一年はどうでしたか? 

人とのかかわりを求めていた、という意味ではその目的は満たされています。入居当時、僕は自分のことを挑戦者だと思っていました。失うものがない、みたいな。だから積極的に皆に話しかけに行けて、おかげで全員と仲良く話せるようになりました。

ただ、やっぱりコロナのせいで元々あったイベントができなくなっていることは残念です。コロナの前は毎年球技大会やチェルシー旅行があったと聞いていて、そういうイベントがなかなかできないのはすごく残念だなと思います。 」

 

 

樋高くんはムードメーカー的な存在だと聞いています。その一方で、プライベートを確保するために一人部屋にしていますよね。 

「そうですね。 

最近自分の生活の変化を感じています。最近は授業やバイトで夜帰ってくることが多くなりました。外でご飯を食べることが増えたので、自炊のためにリビングにいる時間が減ってきたんですよね。その分、自分の部屋に仲の良い友達を呼べるように、部屋を整えるようになりました。 

これまでパーソナルな部分に人を招き入れたことはあまりなく、リビングでのパブリックな自分と、『一人で部屋にいるプライベートな自分の間に、『新たに部屋で友達といる自分が生まれているように思います。 」

 

 

もしかしたらそれは相部屋に近い感覚なのかもしれませんね。今から相部屋のことをうらやましいな、とか思う瞬間ってありますか? 

ないものねだりではありますけど、相部屋の二人だけの絆が垣間見えるときはいいなぁと思いますね。誕生日会や退去時の送別会で、パートナーからのコメントだけちょっと毛色が違ってたりして、そういう時に感じます。 

 

 

そういうのを見たら、自分も相部屋にしてみたい、と思ったりしますか? 

「やっぱり相部屋にしたいとはあまり思わないです。もしするとしたら、もめごととか、いやなことがあったときに、『こいつなら仕方ないな』と思える相手がいいですね。お互い怒らずに、解決しようという方向に持っていけそうな関係の相手がいいです。」 

 

 

最後に、どんな人にCHに入って来てほしいと思いますか? 

まず、物怖じしない人ですね。人間色々考えて躊躇しちゃうけど、そこでぐっと乗り越えられる人がいいなと思います。 

あとは皿を洗える人間ですね。 真面目な話、CHで一番大事なのは使った皿を洗うってことなんですよ。「性格は皿に出る」というのは入居者皆が納得するところで結局CHって家なので快適に生活を送れることも大切なんです。 

こないだ女子寮生といい男の条件について話してて、最初に出たのが『飲み会の後に皿を洗う男』だったくらいですからね!」 

 

 

それはCHに住んだことがあれば誰もが共感しそうなフレーズですね。今日はありがとうございました。 

 

 

 

 

編集後記 

樋高君はCHのムードメーカーとしてイベントの企画も積極的にしてくれているそうです。個人的にも「性格は皿に出る」という一言は納得です。ちなみに、樋高君は飲み会の後お皿を洗うことが多いそうですよ。 

CHでは多様なバックグラウンドを持つ学生が、縛りのない空間で共同生活をしています。もしご興味があれば、個別説明会に参加しませんか? 

 

(おまけ)

取材後日、成人式があったとのことで晴れ姿を見せてくれました。どうしてもファーに目がいきますが、ダブルのスーツが決まっているんですよ。成人おめでとうございます!!