CHELSEA HOUSE Re:frame

Reframe = 枠を作り直す、再構成する

完成することのない学生寮をめざして

2014年4月、「こんな学生寮、成功するのだろうか?」と言われながら立ち上げたチェルシーハウス。開設から4年が経過し、日常の中で生まれた寮生の良き文化は脈々と受け継がれ、チェルシーハウスはコミュニティとして大きく成長しました。寮生同士の自主的な寮内活動は一層活発となり、大人の出る幕は徐々に減ってきました。

「成功」とは、利益が出ることやシリーズが増えること……というイメージを持たれるかもしれません。しかし、これらすべて、チェルシーハウスにとっての「成功」とは考えていません。

我々のミッションは二つあります。

一つは、「完成」「成功」させたと大人が勝手に満足するプロジェクトではなく、若者自身が成長したと実感できる空間をデザインすること。

そしてもう一つは、時代の変化に普遍的な対応力を持ち、予測不可能な未来の社会に貢献できる人材をチェルシーハウスから輩出することです。

5年目を迎えるこの春、これらのミッションに照らして、場の機能や役割を改めて見直した結果、「チェルシーハウス」をReframe(再構成)することとしました。

まずは、彼らがこれからの時代を生き抜く上で今をどう過ごすべきかを検証します。さらに、チェルシーハウスが目指す方向性を寮生と共に導き出し、彼らの生活と活動の方針を再定義していきます。その上で、寮生による自主運営の権限拡大、社会人の関わり方の変革、テクノロジーを活用し寮運営における非連続的な変化を図ります。

完成することのない学生寮は、時代の大きな変化の中で刻一刻と姿を変えていくことでしょう。「チェルシーハウス」の新しい取り組みに今後もご期待ください。

Project #1
CHELSEA HOUSE × IoT

具体的な取り組みの一つとして、「チェルシーハウス国分寺」にand factory株式会社と共同でIoT(Internet of Things/モノのインターネット)機能を導入します。これは、テクノロジーを活用し、共同生活のあり方自体を変えていくことを目的とするものです。
プレスリリース/2018年2月9日「IoT学生寮」プロジェクトスタート

「使った食器がシンクに置きっぱなし…」
「洗濯機を使いたいけど、今日はなかなか開かないなぁ。」
「お誕生日会で夜中盛り上がるのはわかるけど、もう寝たいからちょっと迷惑…」

 

チェルシーハウスに限らず、共同生活ではこのような”人間臭い課題”が常につきまといます。
誰にでもあるような「ついうっかり」を課題として解決するのはとても難しく、些細な問題が大きな摩擦を生むことも少なくありません。

わずらわしいことを抑え共同生活を建設的なものにする具体案として、シャワーブースや洗濯機の混雑状況や使用状況をアプリで通知、騒音や共用部の残置物等の通報に代表される寮生同士では言いにくい忠告の機械化、雨量や風量を測り洗濯物の取り入れアラートの発信等を検討しています。

 

また先進のIoT機能であっても、ただ導入するだけでは優れた機能を発揮することはできず、地道な運用の積み重ねとチューニングが欠かせません。IoT機能の開発・検討には寮生が参画し、寮内の生活トラブルがIoTによってどのように解決できるかを検証していきます。これらのプロセスを集積させ、学生寮にサービス開発の「インキュベーション」施設としての機能を付加していきます。

 

チェルシーハウスでの生活に興味がある方は、ぜひ一度入寮説明会にいらしてください。
普段の生活の様子をご紹介させていただきます。
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