【保護者インタビュー】意義深く楽しい時間を過ごすだけでなく学習意欲も高まっているようで、想定外の息子の変容に驚いています
寮生保護者 泉谷道子さま

2020年1月29日 | 関係者インタビュー | シェアツイート

「チェルシーハウスがいい。」見学の帰り道、チェルシーハウスへ入寮を決めた息子さん。

入寮前の不安や、入寮後の息子さんの成長。そして、親の視点から見たチェルシーハウスについてお話いただきました。

寮生保護者 泉谷さま

チェルシーハウスの存在を知ったのは約5年前。

研究者として、大学生の授業外での学びや成長について関心を持っていた私は、所属も専門も異なる学生が共に暮らし、お互いの「成長を最大化する」というコンセプトを持つこの「教育寮」に大変興味を抱き、「いつか訪れたい」と考えていました。

そしてその最初の訪問機会が、息子の住居探しのための下見という形で訪れるとは、当時は夢にも思っていませんでした。


愛媛県で生まれ育った息子が東京の高校に進学することを決めたのは、中学3年生の秋。
高校から留学した姉と兄を持つ彼が、進学先として県外の高校を選択することは、私達夫婦にとって想定内でした。

しかしながら、日々の宿題は疎か、身の回りのことも十分にできない息子が親元を離れて一人暮らしできるとは思えず、寮を探すことに。

そんな時、ふとチェルシーハウスを思い出しました。

調べてみると高校生の受け入れは例が無いとのことでしたが、NEW VERYさんに問い合わせると検討の余地はあるとのことで、「まずは見学だけでも」という流れになりました。

2018年12月。複数の寮を見学する予定で上京し、最初に訪問したのがチェルシーハウス国分寺でした。

「片付いていませんが、何も隠さず実態をお見せしますね」と、スタッフの佐藤さんにご案内いただいたチェルシーハウスには、気分や好みによって選択できるコミュニティースペースが複数あり、寮生の興味・関心をうかがい知ることができる書籍やゲームなどが雑然と置かれている部屋もあって、決して片付いているという印象ではありませんでした。

しかし、個人の大切にしたいコトやモノ、そして物事の進め方のペースがちゃんと尊重されている様子に、私自身大きな安心感を覚えました。息子も同じ気持ちだったかもしれません。
見学を終え国分寺駅に向かう道中、息子が言いました。

「もう他の寮見なくていいよ。チェルシーハウスがいい。帰るのが楽しみになると思う」

今思えば、「自分のやりたいことをして過ごす」「遊んでいる途中の積み木は片付けなくていい」「運動会をやるかどうかも話し合いで決める」という、息子が大好きだった幼稚園に、チェルシーハウスは似ていたかもしれません。

こうして始まったチェルシーハウスでの生活。

息子にとってはたまらなく楽しくて刺激的なようで、話はいつも先輩のこと。そして「エビデンス」「ロジック」など、受け売りのような言葉が口から溢れ出ます。
帰省すれば「あーはやくチェルシー戻りたい」(笑)。

10月に行われたチェルシーハウス大運動会の様子

所属も専門性も様々な皆さんと意義深く楽しい時間を過ごすことができているというだけでなく、実は学習意欲も高まっているようで、ものすごい勢いで今までの勉強を取り戻していると、先日高校の先生から知らされ、想定外の息子の変容に驚いています。

先生からは「寮の先輩方からたくさん学んでいるようですね」と仰っていただきました。

高校生の入寮には賛否両論あり、スタッフや寮生の方々にはご苦労があったことと思います。

今もお世話をおかけしていると思いますが、チェルシーハウスでの生活を叶えていただき、心から感謝しています。

そして息子が卒寮しても、このような素晴らしいコミュニティが存続するように、私達に何ができるか考えていきたいと思っています。

チェルシーハウスでは
入寮生を募集しています。

国分寺にあるチェルシーハウスでは、中央線沿いの学校を中心に20以上の大学・54名の男女が暮らしています。

広い共有スペースを活かし、寮生による企画なども活発に行われています。

自主性に根差した仲間たちとの深い関わり合いの中で、
学校では教えてくれない沢山の大切なことを学ぶことができます。